人は、ストレスを感じると、脳の視床下部から、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンを分泌し、脳下垂体から副腎皮質刺激ホルモンを分泌し、副腎から主としてコルチゾールという、ストレスホルモンを分泌します。これらは、生体防御のために、循環器系の働きを活発にし、エネルギー産生をたかめたりして、ストレスから身を守る働きをしています。ストレスホルモンは、加齢にかかわらず、ほぼ一定の分泌力を保持します。

 しかし、長期にわたって精神的なストレスを感じ、ストレスホルモンが過剰に分泌されると活性酸素・フリーラジカルが過剰に発生し、それが脳細胞、特に記憶力の中枢である「海馬」を攻撃し、記憶力を減退させたり、新生脳神経細胞を傷害したりします。

 また、コルチゾールは、脳(縫線核)で生成・分泌されるセロトニンを抑制し、全身的には、基礎代謝量 を低下させ、体温低下や、肥満増悪をもたらしたり、メンタルには、うつ病を招くことがあります。

 コルチゾールは、加齢に伴う分泌能力の低下がほとんどありませんが、対照的に、セロトニン分泌能力は、加齢とともに、減少する傾向にあります。同じく、加齢に伴って、ドーパミンやノルアドレナリンは、脳幹で分泌低下傾向となりますので、「行動力・やる気」を起こす「側坐核」への刺激が減少する傾向にあります。

 こうしたホルモン分泌のアンバランスの結果、様々なメンタルストレスに対する耐性は、加齢とともに、低下してきます。

 当院では、「メンタルストレス度」や「脳老化度」を評価し、その対策を、食事療法・栄養補助食品・運動療法・心理カウンセリングなどの面 から、ご提案いたします。



医療法人 全人会 千畑クリニック
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